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森見登美彦さんの小説に猫ラーメンという屋台ラーメンが登場する。
その猫から出汁を取っていると噂されるラーメンは一種異様な深みのあるにスープに太麺が入っており無類においしい忘れられないラーメンだという事だ。
僕は森見先生の大フアンなのでそのおどろおどろしい噂のあるラーメンを、一度は食してみたいと夢想したものである。
当然、小説の中の主人公も猫から出しを取っているという噂を信じている訳では無く、都市伝説と割り切ってその嘘を楽しんでいる様子である。
だが、もし、現実の生活で猫から出しを取っている現場を見たとしたら貴方は猫ラーメンを食べるのを辞めるだろうか?、それとも背徳の味としてその深みのあるコクを罪悪感込みで味わい続けるだろうか?
こういう手合いの都市伝説は現実の社会でも度々ある。
大手チェーン店の餃子だったり、僕が住んでいる市のラーメン屋さんにもこの手の都市伝説としての根拠の無い、悪口というような都市伝説は存在している。
ただ、僕は理性よりも感情の支配が大きいようで、餃子もその店のラーメンも食べるの辞めてしまった。
それは僕自身の人生に取って大きな損失である。
本日はかねてより楽しみしていたレストランに食事に行った、カウンター席に陣取り薬膳を使用した料理を楽しみ待っていた。
僕がどれくらいこの店の料理を楽しみにしていたかと言うと、その店に数十分滞在する為に、洋服を選び髪をセットし、わざわざ仕事の時間をずらして訪問したのだ。
近所のマックに行くのとは力の入れようが違う。
新しい行きつけの店が出来るかもしれない期待感に満ち満ちていた。
店に到着した僕は、薬膳で処理した肉をオーダーして出来上がるの待っていた。
料理を待って居る間に、する事も無いので店主の動きを眺めていると、キャプから出ているセミロングの髪を頻繁に触っているのが目に付いた。
だけど、肉を切る前に手を洗うようなと思いながら眺めていた。しかし、店主の動きからは手を洗うという動作がそこに入る事が無い事は容易に想像出来た。
そこで、肉を切る前に手を洗って欲しいと、初来店で店主に告げるべきか、それとも黙るべきか、もやは料理とは違う事で胸の高鳴りが鳴り止まなくなった。
昔はラーメンに指が入っているという事は良く会った。昭和の時代はがっつりと入っている事がスタンダードであの親父の指の出しが効いているとういう風な冗談も良く聞かれた、平成の頃は指の腹の部分がスープに触れている店も稀にあり、令和の今はそのような店は殆ど聞かない。
若い頃はおやじ指が入ってるぞ、食えねーよと怒鳴ったが大人になった今はそんな事をいう事も控えており、そういう事を荒立てる生活からも遠のきたいからだ。
そう言えば、最近、うどん屋でも同じ事があった、行列の出来るうどん屋で接客態度も良くうどんも最高に美味しい。
どれくらい旨いかというと、美味しいを発明したくらいに旨い、当然行列は出来ており僕も二回程食べに出掛けた。
問題は、二回目でまさしく当たってしまったのである。
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