Rich urban Bikers
バイクコラム
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ハーレーダビッドソンを愛好している人々の中でRic hurban Bikersという隠語がある、直訳すると都会の金持ちバイカーズという蔑称だ。
つまり、カッコだけのバイク乗り、ファッションバイカーという差別用用語だ。
どの世界にもこう言った隠語はある。例えば丘サーファーとか今でその言葉使用されているかは知らないが)は有名な言葉だ。
単車乗りという世界観で会話するよりも、ハーレーダビッドソン乗りという枠組みで会話する方が盛り上がるし、ツインカム、パン、ショベル、サイドバルブなど更に細かく細分化して話す方がマニア度は上がり、したがって会話は熱を帯び愛好家のボルテージは上がる。
こうして、バイクオタクな人々の秘密結社が誕生するのだ。
だけど、僕は余そういう集まりは好きでは無い。なんだか面倒くさい人々に思えるのだ。
外から見るとそのグループの結束の強さや、人間関係の密度の濃さを本能的に敬遠してしまうようだ。
所で僕は新車で買った2016年式FXDL ダイナローライダー に乗っている。エンジンはバランサー無しのツイカムで、エンジンをフレームに固定する方法はラバーマント方式である。
エンジンとフレームの間をゴムで固定している為、エンジンは踊るように揺れるのが特徴だ。
この揺れがこの車体に振動を与え、乗る者に喜びを与える魔法を生み出している。
今でこそ、ツインカムエンジンやダイナという車種は評価されているが、購入当時は結構馬鹿にされた扱いだった。
女が乗るツインカム、つまらないハーレー、雑誌の編集者とかもそういった内容を良く記事にしていた。
そのような趣旨で書かれた文章はおしなべて、パン、ショベル、サイドバルブなどの旧車万歳であった。
実際購入して見るとツイカムエンジンは本当につまらないエンジンであった。
そこで僕はマフラーを替え、エアクリーナーを換え、インジェクションチューニングを14万程で行った。
効果は絶大だった。
今まで乗っていたハーレーはなんちゃてハーレーに感じる程、鼓動感が増し乗りやすく楽しいエンジンに生まれ変わった。
更に、旧車のようなダイレクト感が欲しいのなら、テンショナーをギヤー式に変え、チェーン駆動にし、フライホイールを重くし、カムシャフトを変えればダイレクト感は増し信頼度の高いエンジンは信じられないパフォーマンスを引き出すし、そこまでするので有ればボンアップを同時にすると良いだろうが僕は今のままで十分楽しい。
もし、エンジンをいじるので有ればサンダンスにお願いしたと考えている。
エンジンに満足した僕は、Lucky Davesのハンドルとシートに変え、カウルをロードウォーリアーに変更し、レザープロスのサドルバッグを付け、クラッチやライトなど細々した箇所を変更していった。
カスタムの種類でいうとクラブスタイルというカテゴリーである。このクラブスタイルというカスタムが世の中に広がるにつれてダイナ=女が乗るバイクという認識は消え、今では全く死語になってしまった。
そして、新しい世代になると僕が経験したようなつまらない価値観は消え、もっと気楽な時代が来るのではと想像していた。
昔は、ツーリングモデルがスポーツスターを女が乗るハーレーと馬鹿にし、スポーツスター乗りがおっさん臭いバイクと馬鹿に仕返す、ソフテルがダイナを馬鹿にするというように、どうでも良いマウント取る奴が消えるだろうと思っていたのだ。
そして、世は旧車ブームになり高価なビンテージハーレーやチョッパーが街でも良く見かけるようになった。
所が、今度は旧車乗りの一部が現行ハーレーを馬鹿にし出すような現象が巻き起こった。古い時代から生き残ったバイクはオーラが違う。スタイルが格好いい。旧車はトラブルが起こっても自分で何とか出来る、現行モデルは何かあったら何も出来ない、止まってしまうというような事を盛んに言う大人が増えた。
そもそも、自分で何とか修理出来る程度の故障は殆ど起こらないし、バイクが止まるような故障は新旧合わせて止まるだろうと思うのだが言ってる本人は真剣である。
Rich urban bikers
本来、この言葉は、バイクを乗らないカッコだけのバイカーに向けた言葉だが、世代が変わり人が変わっても同じような事を言っている奴がいるとうんざりする。
自分の命を預ける単車は何でも良いだろう。
ガタガタ言うなよ。
カッコ良さなんて人それぞれ、別に格好よくても無くてもいいと思うのは僕だけだろうか?
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